『あきそら』(2) / 糸杉柾宏

やって来てしまいました。
そして俺は買ってしまいました。2冊


以下のレビューについて。
「この漫画何?」という方は、足を踏み入れない方がよろしいかと思われます。
知らないけど興味が……という方は、まず1巻のレビューをどうぞ。自己責任で。


……では。賛同まではいかなくとも理解はできるという方、どうかお付き合い下さい。

あきそら 2 (チャンピオンREDコミックス)

あきそら 2 (チャンピオンREDコミックス)


この漫画。1巻の時点で、様々な論争を巻き起こしました。
私の書いた1巻のレビューで、そのあたりを垣間見る事ができるかもしれません。


2巻では、更に異常なまでに実用的で、かつやや人を選ぶえろ漫画に仕上がっています。
(※当漫画は全年齢対象です
お姉ちゃんと混浴露天風呂で致しちゃったり、痴女に巻き込まれて多人数で無理矢理させられたり、同級生に胸と口でしてもらったり、梅雨で暇なお姉ちゃんと致しちゃったり、双子の妹に無理矢理襲われて中で出してしまったりと、今作ではソラ君(※1)を待ち受ける状況も非常に多彩です。
(※大事なことだから二回言いますが、当漫画は全年齢対象です
他の腕の立つ18禁漫画家の方々にも例外無く当てはまるのですが、液体の描写への拘りがかなりのものです。殆どの場合で女の子の中に注ぎ込み、かつそれが流れ出て来る描写をしっかり描いています。この辺りは流石としか言いようがありません。
(※誰がなんと言おうと、当漫画は全年齢対象です
ぶっちゃけて言うと、「今年の最優秀えろ漫画に選ばれて良いんじゃね?」とまで言える勢いです。えろすぎます。そこら辺の18禁漫画を軽く蹴散らせる領域に突入してます。
(※何回でも言いますが、当漫画は全年齢対象です


……さて。本題に移りましょうか。
「内容が無いよう(知人談)」と言われた1巻と比べると、倫理観の問題を前面に出している感じが出ています。
ただし、ナミ(※2)視点の方がその感じは強めです。
ソラとアキ(※3)の関係は相変わらず爛れてます。少なくとも、お姉ちゃんはあんまり深く考えていないようです。


……うーん、気のせいのような気がしてきた。
しかし、この題材を長期連載でやる以上は避け難い話題でもあります。その上、触れ辛く、またきちんと描くのが非常に難しい題材でもあります。
資料に頼れない、というのは辛いです。何かと。(※4)
民俗学と宗教学を漁れば何とかなりそうですが、それでも想像による補完は必須でしょうから……っと、話が逸れた。
ただ、この点も含め、尺が長めである事を上手く使ってるようには感じます。
一般の18禁漫画は、一話当たりの長さも全体の尺度も短いので、広く展開させるのが非常に難しくなってしまいます。
(濡れ場)展開の幅広さと、様々な心象描写を表現してある点は非常に評価できます。(俺は大好きです。こういうの)


この内容なら、本筋薄めでえろ方向に超特化しても全く問題は無いのですがね!
内容が無いほうが安心して見られる、とも。とりあえず、懸念してた方向には進まなくて安心しました。


今作のえろ描写は、作者の本気があちらこちらから垣間見える内容となっています。
血縁者同士の絡みに抵抗が無いなら、是非とも買いましょう。むしろ買え。
(※でも全年齢対象だから注意……
しなくて良いじゃん!やったね!orz)<チラシの裏>
……3巻限定版どうしようかな……流石にあのお値段は躊躇。


それと。アテにならないただの勘ですが、ナミルートに突っ込みそうな気配を感じます。
個人的には歓迎します。



(※1)
主人公。おとこのこ。
(※2)
ソラの双子の妹。同級生の女の子を好きになってしまいました。おかげでソラが大変な目に。
(※3)
ソラのお姉ちゃん、つまりメインヒロイン。弟に対してのみ淫乱な気アリ。
(※4)
当然と言えば当然かもしれませんが、近親相姦、それもその実態に関する資料は本当に少ないです。学術論文ともなると、確認できた範囲で一つだけでした。