『ソーマブリンガー』


何と言うか、色々と惜しいゲームでした。
冷静に見ればあんまり悪くは無いんだけど、思いっきり悪く書きたいゲームです。
という訳で。思いっきり悪い事まみれで書く事にします。
好きな方はごめんなさい。


ゲーム部分。個々の要素が思いっきりちぐはぐになってます。

  • 難易度システムとスキルシステムの不整合

 スキルシステムが売りなのに対し、成長が止まるのが早すぎる。
 ノーマルクリア段階でほぼ限界に行っちゃうのはどうかと思います。

  • 装備品収集とキャラシステムの不整合

 死に装備が多すぎます。特にソーマスでプレイした場合。
 味方の装備をいじれるだけでも大分変わったはず。何故二週目以降でできなかったのか謎。

  • ブレイクシステムと大型敵の不整合

 大きな敵相手だと単純な殴り合いになるのが……
 その上、あっという間にブレイクされるせいで操作不能時間が長いです。
 人型ボスに集約させるべきだったんじゃないかなあ。エレオス戦あたりは良かった。なのに!


ストーリー。ちょっとこれは……
専門用語が多すぎるせいで、理解するまでに壁ができているのは致命的。
後、バッドエンドは良いのですが「希望を持たせたっぽい台詞があっさりスルーされる」のは×。最終ボス前会話とEx1の事ですが。
キャラ描写なんかは良くできていた(一名除く)と思いますが……勿体ない。


音楽に関しては文句なしです。
コレと背景とが織りなす雰囲気はなかなか良い味を出してます。


結局、「コレといった魅力のないゲーム」に尽きます。
数年後にこんなゲームがあった、と語られる事が想像できないです。
そういった、特徴的・個性的なゲームを求めている人には向かないと言えます(そして、恐らくそう思って買った人が多かった)。
良くも悪くも。


……「事前評価そのものは、それほどアテにはならない」というのを痛感しました。
ここまでちぐはぐだとは思わなんだ。
上級難易度を「Lv1スタート・敵が鬼強・経験値上昇・ランク解放Lv上昇」位で調整すれば大分まともになった気がします。


難しいのかなあ。